今年の返礼祭は流星隊ですね!予告の時点から大きな話題になっていたので、期待が高まります。
イベントストーリーは全23話です。

海洋生物部の部室。
暇だから遊びにきたのだという薫。
奏汰にご機嫌か?と尋ねるも、実際は逆。
外は騒がしいとちょっとイライラしているみたい。
その正体はバスケ部が行っている追い出しパーティー。
千秋を筆頭にバスケットコートでバカ騒ぎしているらしく、その喧騒がここまで聞こえてきているみたい。
いつ間にか千秋をあだ名で呼びようになっていた薫に嬉しそうな奏汰。
なんなら奏汰の事も『かなっち』と呼ぼうかと言うも、それは拒否。
だけど、怒ったのは冗談だとむしろ『かおっち』呼びで返す奏汰。
薫は奏汰には名前で呼ばれたいみたい。
自分のせいではあるけれど、人から距離を取られがちな薫にとって、名前で呼んでくれる存在は貴重。
でも、女の子なら名前で呼んでくれるのでは?と首を傾げる奏汰。
実際薫自身もそういう風にしていたみたいで不思議な深層心理だと言います。
最近はきっぱり女遊びを止めたため、薫の癒しは奏汰と主人公だけ。
だけど奏汰は甘えられても困ると言い、癒しならお魚さんがある。
確かに、アクリル越し位が調度いい。
今なら奏汰の気持ちが分かると言う薫。
それにしても騒がしい。
千秋のことだから大泣きしているかもと言う薫に、千秋は泣かないと断言する奏汰。
海洋生物も水槽の引き継ぎをかねてパーティーをしようかと提案する奏汰ですが、颯馬は颯馬でごたごたしているようで、最近姿を見かけない。
心配する奏汰ですが、薫としては颯馬はしっかりした子だと思っているようで、あんまり心配してない様子。
水槽も颯馬一人で管理するのは大変だろうからと、半分は殺処分しようと言い出す奏汰。
それを聞いて慌てて止める薫。
たまに考えが怖いと言う薫に、自分は怪物の子供だからと笑う奏汰。
海の生き物は地上では生きられない。
邪魔になるならお別れするべき。
だけど、みんな迷惑をかけあって生きていくもの。
一人じゃ息もできない。
颯馬だけで管理が大変なら、卒業後も自分達がたまに顔を出してやればいい。
新入部員が入るまでは厚かましいOB面をしてやろうと薫は笑います。

バスケ部の追い出しパーティー中。
ボーっとした様子の翠に声をかけるスバル。
反応を返してくれない翠でしたが、どうやら日頃の家の手伝いで早起きをしているらしく、夕方には眠くなっちゃうだけみたい。
家の手伝いをしてえらい!と頭を撫でてくるスバルに、まるで千秋みたいだと嫌そうな顔をする翠。
スバルはスバルで千秋と一緒にされたらゲロが出そう、となかなかの辛辣ぶり。
でも、千秋みたいになれたら……と思う時もある。
だけどあんな風に誰とでも仲良くするのは自分には無理だとスバルは笑います。
千秋は翠やスバルのように浮いた存在にも分け隔てなく接してくれる人だから。
翠はスバルになぜ自分に声をかけたのかと尋ねます。
スバルは翠に興味なかったはずだから。
スバルが翠にあまり構わなかったのは、千秋が翠ばかりに構うようになり、ちょっとヤキモチ妬いていただけかもと笑います。
それってどういうことから翠が聞き直そうとしたその時、千秋本人が快活に割り込んできます。

隅っこで座り込んでいては風邪を引くからと暑苦しく抱きしめてくる千秋。
そもそもなんでわざわざ外でやるのかと訝しがる翠。
せめて体育館なら暖房器具があるのに…と気だるげ。
しかもバスケットコートはすし詰め状態で息苦しいと嘆く翠に苦しいなら人工呼吸をしようと言い出す千秋。

いつになくハイテンションで酔っているのか疑うも、お酒は飲んでいない。
千秋自身もテンションが高すぎる自覚はあるらしく、誰にでもキスしたくなる!と大分はっちゃけている様子。
最後に卒業生対下級生でバスケの試合をするらしく、だからお前達も出場して!と千秋は二人を誘います。
翠はいつもの如く面倒だからパスすると言うも、スバルは参加する気みたい。
こてんぱんに負かしてやる!と意気込むスバルに、負ける気はないと受けて立つ千秋。
これでユニフォーム姿の千秋の雄姿をみるのは最後だからと、せめて翠も応援してくれと、千秋は笑います。
追い出しパーティーが終わった頃には、すでに外は真っ暗。
翠は一人教室にカバンを取りに向かいます。
それにしても疲れた。
元々ああいう浮かれたパーティーは苦手で、結局試合にも参加させられた。
バスケは嫌いじゃないけど、運動そのものがあんまり好きじゃない様子。
他の皆が積極的で自分にはあまり出番がなかったのが幸いだけど、それもこれもみんなが千秋を慕い、千秋との最後の試合がしたかったから。
反抗的なのは翠とスバルくらいなもので、最後位もうちょっと優しくすればよかったかも、とちょっとだけ後悔します。
だけど、それも今更。
いつも千秋が大好きを表に出していた子達に譲るべき。
自分はずっと『みんなの千秋』を独占してたようなものだから。
どうしてそこまで千秋が自分に構うのかと、不思議がる翠。
追い出しパーティーと言うからには、もう少し湿っぽい感じになるかと思いきや、最初から最後までバカみたいに明るい雰囲気だった。
千秋もずっと笑ってて、もっと今までの思い出を語ったり青春染みた行為で泣かせにくると思ったのに…とちょっと拍子抜け。

そんな時、ふと体育館の灯りがついていることに気付きます。
念の為様子を見に行くとそこには誰もいない。
ただの消し忘れかと思い電気のスイッチを探していると、体育館の隅っこで佇む千秋に気付きます。
お化けかと思ったと驚く翠ですが、なんだか様子がおかしい。
千秋の肩は震えていて、押し殺したような泣き声が聞こえる。
何で千秋がこんなところで一人きりで泣いているのか動揺する翠。
なんだか見てはいけないものを見てしまったようで、気付かれないように退散しようとします。
いつもみたいに絡まれたくない。
泣いてる人を放っておくのはヒーローらしくないけれど、そもそも翠が流星隊の一員なだけでヒーローになった覚えはない。
千秋はカッコつけだから、泣いてるところはきっと見られたくないだろう。
でも、やっぱり気になる。
どうしたんですか?あんたはいつも笑顔で周囲を振り回す傍迷惑な人なのに、そんな風に泣くなんて、らしくないですよ。
っと翠は心の中で千秋に語りかけるのでした。

【あんスタイベネタバレ】「バトンタッチ!涙と絆の返礼祭」(その2)に続く
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