【あんスタイベネタバレ】『宵の宴♪バンドアンサンブル』ネタバレ(その3)つづき

いよいよ音楽祭のステージが幕を開けます。
零のMCの上手さに感動した真は、デザイナーに聞かれた『今、幸せ?』という問いに、胸を張って幸せだと答えるべく、精いっぱいステージをこなす事を誓います。
いつもはどこかビビりがちだった真が自分から前に出た事に、スバルも触発され、もっともっと輝くための演奏を披露。
予定を無視して突っ走る2人に呆れる北斗ですが、そんな2人を後ろで支える自分達がいるから、2人は思い切り走って輝ける。
その期待を二度と裏切らない為に、置いていかれない為に、北斗も負けじと走り出します。
そうやって次々と連なるように輝きを増していくのがTrickstarというユニット。
真緒はそんなみんなを誇りに思いつつ、今回心配してくれた事への感謝を抱きます。
結局、真緒だってみんなの事が大好きなのです。
ふと、リハの時より演奏に厚みがある事に気付く真緒。
よくよく耳を澄ましと聞こえてくるのはピアノの音。
ピアノの担当などいなかったはずだと首を傾げます。
なんとピアノを弾いていたのは凛月。
凛月が参加している事に驚く真緒ですが、半ば強引にステージに出されたみたい。

しかもぶっつけ本番で。
幸い演奏するのは零の好きな曲で、凛月も聞きなれているから演奏自体は問題ないみたい。
なんだかんだ零の好みに詳しいとか、微笑ましいですね。
それを指摘してくる真緒に、同じ家にいれば嫌でも聞こえてくる、セッションしたのは昔の話だと突き放しますが、そこにふらっと零が現れます。
ドラム担当の零が抜けて良いのかと驚く真緒ですが、どうやらドラムは零の真似をしたい晃牙に取られたみたい。
犬なのに楽器が演奏できて凄いだろうと自慢する零ですが、晃牙は人間ですよ?(笑)
楽器を取られた零は凛月と連弾をしようと勝手に座り込みます。
当然凛月には拒否されますが、零は凛月に音楽はみんなで奏でる方が楽しいし良いものになる。
自分から1人になろうとするのは愚かな事。
自分達は神から呪われた存在だが、そんな自分達に寄り添ってくれる人達を大事にしなければいけない。
だってそれは、奇跡みたいなものなのだから。
そして零は最後に真緒は強い子で、真緒が髪を下ろしても平気になったのは、凛月との思い出を忘れた訳ではない。恐怖を克服しただけ。
真緒が遠ざかっていると思っているのは凛月の勘違い。
凛月自身が怠けているからそう感じるだけ。
だから、早く追いかけろと凛月の背中を押してくれます。
零は2人の元を離れてアドニスの元へ。
アドニスは晃牙にギターを押し付けられて困っていたらしく、助けを求めます。
零にギターを変わって貰い、アドニスは歌とダンスに専念。

そう言えばステージにいない薫はどうしたのかと気にするアドニスですが、薫は観客席でパンフなどを配る宣伝役をしているみたい。
女の子が好きで社交的な薫にはピッタリな役目、まさに適材適所です。
零の助言にまだ釈然としていない様子の凛月。
気が向いたらステージに来いと言われたから、真緒の雄姿を見る為に来ただけなのに、待ち構えていた主人公によって手製の衣装を渡され、断るのも可哀想だからと仕方なしにこうなったみたい。
凛月は面倒くさがりだけど、ステージに上がればちゃんとする、立派なアイドルだと真緒は誇らしげです。
凛月としてはアイドルがどうこうというより、零が夢中になっているものに興味があって、腰掛け程度に始めたものが、いつの間にやら取り込まれて今に至ります。
凛月は一生の不覚だと言いますが、アイドルでいれば真緒のそばにいられると思っている部分もあるみたい。
同じユニットの泉の出ているファッションショーはサボったのに、こっちに出ている事がバレたら文句を言われそうだと暗い顔をする凛月ですが、凛月にも自分の他に仲良くしている相手がいる事が分かり、ホッとした反面、ちょっとだけ寂しい真緒。
零は真緒を強いと言いますが、真緒自身はそんな事はなく、ただ良い人ぶって嫌わないでくれと土下座して回っているだけだと言います。
でも凛月は、そんなみっともない真緒だって大好き。
凛月だけは真緒を嫌いになんてならない。
どれだけボロボロになっても愛してあげる。
自分のせいで悩んで落ち込んでいるのが嬉しい。
だから、死ぬまで甘やかして世話をやいて。
だって真緒は生涯ただ1人の凛月の眷属(家族)なのだから。
このあたりはちょっと狂気じみている感じもしますが、凛月にとってどれほど真緒が大事な存在なのかよく分かって、胸が熱くなりますね。

音楽祭が終わった帰り道。
凛月は何で自分が主人公をおぶらなければいけないのかと文句を言います。
いっそ捨ててもいいかと言い出しますが、大事なプロデューサーを捨ててはいけません!
Trickstarは主人公を交代で家まで送っていますが、今日は真緒の番。
でも真緒は連日の多忙さでクタクタ。
凛月に夜は元気なのだから運んでくれと頼みます。
自分だって疲れているとダレる凛月ですが、早くしないと夜が明ける。
そうなったら真緒が2人を運ばなくてはいけなくなり、それはどう考えても無理。
だから頑張れと言うも、凛月は休憩だと座り込んでしまいます。
ですが、座り込んだ途端に真緒は寝てしまいます。
相当疲れてたんですね。
凛月はいつも自分に説教をするのだからしゃんとしろと文句は言い出します。
どうやら真緒の先端恐怖症は凛月が昔噛みついた事がトラウマになったが故のもので、前髪が目に当たるのすら怖くて、前髪を上に上げるようになったみたい。
すると、真緒の代わりに主人公が起きてしまい、凛月は自分はともかく真緒にはちゃんとお礼を言ってあげてと言います。
真緒は人に何でもできて当たり前だと思われがちだから、案外そうゆうものに飢えている。
だからたまには褒めてあげて。
頭を撫でてあげて欲しい。
でも主人公は自然にそれが出来ていると凛月は思ってるみたい。
小さく凛月を呼んで身じろぐ真緒に、凛月はもうちょっと休んでいてもいいよ、と膝枕をしてあげるのでした。
